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パンケーキ人気は本当なのか [カメラ]

 キヤノンEF40ミリF2.8STMはEFレンズ初のパンケーキレンズということで話題らしい。当のキヤノンも雑誌では1Pの広告とかがあって、力を入れている。アサヒカメラの記事をみると写真家の立木義浩さんの要望で開発されたようだ。これでカメラメーカーのほとんどはパンケーキレンズ分野に参入したことになる。
 でも、これは私の主観的な感想だが、パンケーキレンズは発売時には話題になるけど、意外と持続せず、すぐに人気が萎んでしまうことが多いように思う。
 マジメに作っていたなあと思うのはGNニッコールオート45ミリF2.8だと思うのだけど。でもこのレンズが現役時代のころは、「パンケーキ」などとは呼ばれていなかった。そういえば某元量販店の店員さんに聞いたところによれば、このレンズは廉価版ゆえに、自身の販売ノルマを達成できない時は身銭を切って購入し、販売数(額ではない)の埋め合わせをしたなんて言っていたなあ。
 いちばん疑問に思ったのは、ニコンFM3A登場時かな、新しいタイプのAiニッコール45ミリF2.8Pなるレンズが発売されたこと。これも一時は瞬間風速的に盛り上がったが、しばらくすると、在庫を持て余し、製造中止になった後は中古カメラ店で相当数が廉価販売された。世間で欲しい欲しいと騒ぐので、MF機のFM3Aに合わせていざ作ってみると、ぜんぜん売れないという図式がニコンの中にトラウマとして残っているのではないか。だからAFニッコールは現時点でパンケーキレンズを用意していないのかも。
nikkor45mmF2.8P.jpg
ニコンFGにつけたAiニッコール45ミリF2.8P。FM系カメラなんかよりもこちらのほうが似合うような気がする。当時の栃木ニコンで取材した際にはGNニッコールと同様の形のフードも試作として用意されていたのを見せていただいた記憶あり。

 ただ、ニッコールの場合は、もしこの仕様でままAF化しようとすると、従来の大きさのまま作るのは難しそうだ。AF-S(レンズ内超音波モーター駆動)にするには設計が面倒そうだし。ま、それよりも売れるか売れないかで、商品企画は決まりそうだから、実現は厳しいんじゃないのかなあ。ほんとは欲しいけど。今はその反動で生産数が少ないということ、CPU内蔵のMFニッコールということで、マニア人気になり高値維持が続いているようだ。
 パンケーキレンズというのは、カメラの種類によってはマッチングの妙が出てきて、似合ったりすることもあれば、その逆に絶望的に似合わなかったり使いづらかったりする。ま、私などは自虐的にそのミスマッチさが面白いなどと詭弁を弄しちゃうわけだけど。趣味性が高いことは悪いことではないと思いますが。
 でもパンケーキレンズの多くはMFで使う場合はフォーカシングしやすいわけではないし、実用面では優れた操作性とは言い難い。いや存在自体は否定はしてませんよ。私自身もほとんどのカメラメーカーのパンケーキレンズにおつきあいしているのだが、なんか装着して外観を眺めて、その後に2、3回撮影して満足してしまう。気まぐれに持ち出すこともなくはないけど、なんとなくそのまま防湿庫に入っているというケースが多いような気がする。自戒を込めてこの投稿としてみた(笑)。
pancake.jpg
古いミノルタロッコールTD45ミリF2.8。35ミリ一眼レフ用レンズとしては最薄ではないかと思う。しかし、MCカプラーはないし、フォーカスリングの幅が狭く使いづらいのですわ。
 
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